体育の時間が来ました。狭い教室を飛び出して体育館、あるいはグラウンドへ。座ったままジッとしていなくちゃいけない勉強より、体を思い切り動かせる体育は好きな教科の一つでした。体育といっても、そのときによって内容はいろいろあります。
跳び箱。
要領の悪い私は、跳び箱に手をついてそれを飛び越えるなんて技を、一度もできた試しはありません。段が低ければいいかというと、そういうわけでもないんです。跳び箱の近くまで元気良く走ったまではいいが、跳び箱を目の前にすると失速。ポンっと跳び箱の上に手をついて、エイヤッとその上にポンッと乗っかるのが常。
だって怖いじゃないですか?手首をひねったり、変な落ち方をしたら。それに、痛いじゃないですか?勇気を出してはみたもののあと少しで飛び越えられなかったとき、お尻を跳び箱に打ち付けたら。
鉄棒。
みんなよりは遅かったけど、やっとの思いで前まわりはできるようになりました。でも、逆上がりはいくらチェレンジしてもダメ。鉄棒が得意な友達が、根気よく練習に付き合ってくれました。それも一人のみならず、何人も。まるで私を逆上がりができるようにさせたら、大手柄だというように。
力を貸してもらえば何とかできることはあっても、自力で逆上がりができるようには、とうとうなりませんでした。ごめんね、みんな。
マット運動。
上手な子は、体操選手さながら。私はというと、前転、簡単に言うとでんぐり返しすらできない。格好がなっていないので、首をおかしくひねる要素満載。よくあれで一度も首を捻挫しなかったものです。
バスケット。バスケットボールの大きさに負けていました。
バレーボール。ボールを打ち返そうとするたび、突き指していました。
できないことばかりだと、体育の時間がとても辛かったんじゃないか?いえいえ、大好きでした。できないのと嫌いなのとは違うんです。
今日もまた失敗。でも辛くなんてない。楽しければ、よかったのです。